ハリル初陣飾るも…代表新顔は「不完全燃焼」の評価ばかり

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 結局、試合が動いたのは、後半15分に交代出場したFW本田圭佑(28)とMF香川真司(26)の二枚看板に加え、現役代表最多41得点FW岡崎慎司(28)が後半27分に登場してから。後半33分に岡崎→香川→本田とボールが渡り、本田のクロスを岡崎が先制ヘッド。その5分後の2点目は本田→岡崎→香川とボールがつながり、香川のシュートをGKがはじいたコボレ球を本田が左足で押し込んだモノ。つまるところはザッケローニ元監督、アギーレ前監督時代の主軸がいないと点が取れないということなのだ。

「序盤は、中盤でのボール回しなどテンポもリズムも悪く、長らく代表の屋台骨を支えてきたMF遠藤(保仁=35)や本田、香川不在の影響が感じられました。代表新顔の面々も《競争原理を植え付ける》ほどの存在感は見せられず、不完全燃焼感は拭えません」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

 試合後、ハリルホジッチは「満足した。この勝利で大きな一歩を踏み出した」と言ったが、喜ぶのはまだまだ早い。

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