フィギュア国別対抗戦 協会が無良崇人に“熱視線”の理由

公開日: 更新日:

 16日から4日間の日程で行われる世界フィギュアスケートの国別対抗戦。男女シングル、ペア、アイスダンスで競う団体戦とはいえ、今大会のファンの注目は先月の世界選手権で連覇を逃した羽生結弦(20)や同選手権2位の宮原知子(17)、昨年の四大陸選手権優勝の村上佳菜子(20)だろう。

 ところが、協会関係者の多くは意外にも「別の選手」に注目を置いている。それが男子シングルの無良崇人(24)だ。

 無良は14年11月のGPカナダ大会で優勝、NHK杯も3位ながら、以後は表彰台に上がっていない。羽生に比べれば、格の違いは歴然だ。そんな選手がなぜ注目されているかといえば、今後の男子フィギュア界の「行方」がかかっているからだという。

 日本の男子フィギュアは現在、人気、実力共に羽生の「1強時代」。本来、羽生を追うべき立場だった町田樹(25)は昨年末に電撃引退した。羽生と人気を二分してきた小塚崇彦(26)も今月に入って大学院に復学、今夏限りの引退までほのめかした。仮に小塚が引退すれば、男子シングルは羽生と無良が当面、引っ張っていくしかない。そこで、関係者は無良の人気、実力をあらためて検証したいのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較