満身創痍で世界選手権銀の羽生結弦 想像以上に深刻な“病状”

公開日: 更新日:

 28日の男子フィギュアスケート世界選手権で2位に終わった羽生結弦(20)。ショートでは首位に立ったものの、フリーでは冒頭の4回転ジャンプを連続ミスするなど、本来の調子とは程遠い内容だった。

 昨年11月の中国杯での他選手との激突や、翌月の腹部手術、さらには1月の右足首捻挫による練習不足などが重なって調子が上がらなかったと言われる羽生。中でも厄介なのが、昨年12月に手術を受けた「尿膜管遺残症」だという。

 尿膜管とは、生まれた時に付いているへその緒と膀胱をつなぐ管のこと。本来ならこの管は生後、自然になくなっていく。羽生は昨年末、この管が体内に残存していることで腹痛を誘発していたことが判明。すぐに緊急手術で除去したが、患部の異常や後遺症などが残る可能性があるというのだ。フィギュア選手にとって下腹部はジャンプの際に最も力を入れる重要な部分。そこに不安を抱えるとなれば、本来の精度の高いジャンプに影響が出ると心配されているのである。

 連覇を狙う18年の平昌五輪まで3年。時間が解決してくれればいいのだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償