5月に入るや大当たり…西武メヒアが“冬眠”からお目覚め

公開日: 更新日:

 さながら冬眠から目覚めた熊、といったところか。

 12日の日本ハム戦で西武のメヒア(29)が4打数3安打、1本塁打、2打点の活躍。3点リードの八回に放った6号2ランは貴重なダメ押しとなった。

 昨季は4月末に途中入団。初出場の5月15日にいきなりホームランをかっとばすと、終わってみれば106試合で34本。同僚の中村と本塁打王のタイトルを分け合い、年俸も3600万円から5倍の1億8000万円にアップした。

 それだけに今季はどれだけ打つのかと期待されたものの、これが大誤算。キャンプでは8キロも太った姿で現れ、首脳陣を唖然とさせた。

 ある西武OBが言う。「途中入団でもタイトルを取れたものだから、完全に日本の野球をナメている。南米のベネズエラ出身で寒いのが苦手なのはわかるにしても、2月のキャンプではロクにバットも振らなかった。打撃練習中に『手が痛い!しびれる!』と言ってホテルに戻ったこともあった。首脳陣もそんなメヒアを『寒いうちは仕方ない』と甘やかしていた」

 4月まではわずか2本塁打、10打点。打率も2割を切っていた。それが暖かくなるや一発を量産。5月に入ってからは12日の試合まで10戦4本塁打、10打点の活躍だ。

 5月からの契約でもよかったんじゃないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  4. 9

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝