マイコラスも欠陥露呈 巨人「新外国人」は誰も使い物にならず

公開日: 更新日:

 巨人のマイルズ・マイコラス(26)が自滅で沈んだ。14日の広島戦に先発。3-3の五回1死二、三塁で、2番の菊池に3度セーフティーバントの構えをされ、リズムを乱した。暴投であっけなく勝ち越し点を献上。五回途中5失点でKOとなった。

 今季4試合に登板し、未勝利(2敗)。マイコラスは「悪い状態ではなかったが、全体的にボールが高くなってしまい、打たれてしまった」とコメント。が、0勝には0勝の理由がある。試合前、広島ベンチでこう話す選手がいた。

「マイコラスとは広島で1度当たって(5回3得点)黒星をつけている。球は速いからイージーな投手ではないけど、普通の送球ができない。イップスじゃないかってベンチで話題になったほど。うちは先発投手が頑張っているのに、打線が援護できないケースが何試合あったか。打てないなら、ねちっこく揺さぶるしかないでしょう。外国人特有だけど、少し短気なところもありそう。やってみる価値はあります」

 マイコラスはフィールディング難――。広島ベンチはミーティングで、ここを突くよう徹底した。7番の木村は投手に捕らせるセーフティーバントを敢行。初回に先頭打者本塁打を放った田中も、その後にバントを試みた。原監督は「もう少し防ぎようがあるような投球だった」と仏頂面。この日、二軍で左腕エースの内海が登板している。弱点を完全に露呈したこの助っ人に再びチャンスが与えられる保証はどこにもない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…