ドラ2石田がプロ初勝利 ベイは上位5人が1軍の“当たり年”

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「(山崎)康晃とリレーするのが僕の目標だった。できてうれしいです」

 DeNAのドラフト2位左腕・石田健大(22=法大)が6日、中日戦でプロ初勝利。8回124球、3安打、9奪三振の力投だった。九回は同期入団でドラフト1位の山崎康(22=亜大)にバトンを託し、新人リレーで中日に競り勝った。

 今季のDeNAは新人の当たり年だ。フロント、現場が大卒以上の新人を積極的に起用する方針を掲げているとはいえ、山崎がリーグ3位の27セーブの大活躍。ドラフト3位の倉本(24=日本新薬)は遊撃で開幕スタメンを果たし、ここまで77試合に出場。4位の左腕・福地(25=三菱日立パワーシステムズ横浜)は中継ぎとして9試合に登板。5位の山下(22=国学院大)も開幕一軍に抜擢され、不調で二軍落ちしたが、力をつけて7月28日に再登録された。6位、7位の高卒新人を除いた全員が一軍で戦力になっているのは近年では珍しい。

 片や、対戦相手の中日はドラフト7位の遠藤(26=東京ガス)がスタメンに抜擢されてアピールを続けているだけ。即戦力として指名した1位の野村(22=三菱日立パワーシステムズ横浜)、2位の浜田(22=九産大)をはじめ、戦力として機能していないのが現状だ。テレビ解説で中日OB会長の木俣達彦氏が「中日は1位、2位が活躍していない」と指摘するのもわかる。

 他球団もうらやむほど新人が働いているDeNA。これで借金5の4位低迷は寂し過ぎる。

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