セグウェイと接触 ボルト負傷に囁かれる「陰謀説」の怪情報

公開日: 更新日:

 男子短距離王者の脚が狙われたともっぱらだ。世界陸上の男子100メートル、200メートルの2冠を達成したウサイン・ボルト(29=ジャマイカ)のこと。

 今季最高の19秒55でライバルのジャスティン・ガトリン(33=米国)との対決を制した27日の200メートル決勝後に事件は起きた。

 中国国営放送局のカメラマンが乗ったセグウェイと接触して転倒。左ふくはらぎ付近に裂傷を負った。ボルトは会見で「(2種目とも銀に終わった)ガトリンによる報復説を広めようと思っている」と軽口を叩いた。翌日には問題のカメラマンから謝罪を受けて笑顔で握手をかわしたが、あながち冗談ではなさそうだ。

 実は会場である北京の「鳥の巣」では多くの陸上関係者の間で「米国による陰謀ではないか」とささやかれているからだ。

 今大会の米国勢は短距離でジャマイカ勢の後塵を拝している。男子に加え、女子100メートルを制したのはジャマイカのフレーザープライス(10秒76)で、米国のボウイ(10秒86)は3位に終わった。トラック種目で金を獲得したのは女子400メートルのフェリックスだけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因