トライ数世界記録の大畑大介さんが語る松尾雄治さんの“粋”

公開日: 更新日:

 その後、いつだったか、「憧れの存在だった」と伝えましたよ。ラグビー界で憧れの人って最初で最後ですから。

■偶然一緒になった店で「ご祝儀だよ」と封筒を

 雄治さんはものすごい実績を残した方なのに、すごいフランク。酒を強要したりもしない。ラグビーの真剣な話もしたことないと思います。仲のいい上司と部下みたいに、「この店の料理、うまいですねぇ」「え、これでうまいと思ってんの。今度、オレがもっとうまいもん食わしてやる」とか、そんなたわいない話ばっかり。

 02年に結婚した時はご祝儀をいただきました。結婚してフランスのクラブチームに行く前で、東京である人とご飯を食べていたんです。そうしたら偶然、お店で一緒になって。雄治さん、スッと近づいてきて「祝儀だよ」ってテーブルにポンと封筒を置いた。後で見たら、ビックリの金額が入っていました。その時の飲み代ももちろん出してくれました。ボクなんて同じチームでも学校の後輩でもないのに。粋な方やなあと思いました。

 実際、雄治さんの背中を追いかけてきた部分はありますね。過去の栄光にしがみつかずに、いつも自分自身を磨き続けている。ラグビーという枠を飛び出して、ひとりでも、“松尾雄治”という固有名詞でしっかりと勝負していけてる。ラグビー界出身で、そういうことをいち早くやっているところがカッコイイ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”

  4. 4

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  5. 5

    ホルムズ海峡封鎖で習近平指導部が高笑い 中国の石油備蓄量は日本の5倍超、いまだ一滴も放出せず

  1. 6

    高市首相「イヤイヤ集中審議」の一部始終…収まらないイライラ、官邸崩壊もチラつき深まる孤立

  2. 7

    田尾監督には感謝しかない 電撃解任の際は一緒に辞めるつもりだったけど…

  3. 8

    故・中山美穂さんの遺産めぐる「相続トラブル」報道の実相…ひとり息子の相続放棄で、確執の実母に権利移行か

  4. 9

    ボクシング元世界王者・内藤大助さんは昨年ジム開設「ジィちゃんバァちゃんも大歓迎」

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希がまたも背信投球…指揮官まで「物足りなさ」指摘でローテ降格カウントダウン