またも“ハリル節”でグチ…周囲からは「ないものねだり」の声

公開日: 更新日:

 日本サッカー協会は27日、9月のロシアW杯アジア地区2次予選の2試合(3日のカンボジア戦=埼玉、8日のアフガニスタン戦=イラン)の代表メンバー23人を発表した。

 この日の記者会見に臨んだハリルホジッチ代表監督は、いつものようにヒナ壇を下りるとエネルギッシュに選考理由を説明しながら、選手名を挙げていった。その後、質疑応答に移ると“ハリル節”が炸裂した。

 ハリル日本代表は6月の同予選・格下シンガポール戦がスコアレスドロー決着。今月初旬に中国で行われた東アジア杯では北朝鮮、韓国、中国相手に1敗2分け。レベルの低いアジア勢相手に4戦未勝利という不甲斐ない結果に終わり、批判的な意見が指揮官の耳にも入っている。どんな言い訳をするのか、と思っていたら何とも奇天烈なコトをまくしたてた。

 日本には「強靱なフィジカルで空中戦に強いFWがいない」と何度も何度も繰り返したのだ。

「ハリルホジッチ監督は会見で代表選考外のFWの中から鳥栖の185センチFW豊田、川崎の187センチ杉本の名前を口にしていました。彼ら以外に新潟所属の195センチFW指宿、オランダリーグでプレーしている194センチFWハーフナー・マイクと空中戦に強さを発揮する選手もいる。しかし、彼らが国際試合で通用するのか、微妙な選手ばかりです。いずれにしても強靱なフィジカルで空中戦に強い選手が、いきなり出現するハズもなく、ハリルの言い分は“ないものねだり”でしかありません」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保Jは海外からどう見られているのか…W杯のライバル国、ブックメーカーによる意外な評価

  2. 2

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  3. 3

    FIFA会長がトランプ大統領に贈った「平和賞」は両者の癒着の象徴…元FIFA職員が史上最悪のW杯抽選会を一刀両断

  4. 4

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  5. 5

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  1. 6

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  2. 7

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  3. 8

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

  4. 9

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  5. 10

    元日本代表DF冨安健洋がアヤックスと契約合意報道…森保Jに朗報も「ガラスの肉体」の期待と不安

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった