原前監督も危惧 “優等生”高橋由G監督に隠された「優柔不断」

公開日: 更新日:

 これは、左足を痛めて戦線離脱していた高橋由に対し、「おまえの判断に任せる」と復帰の時期を一任した際の「思い」をつづったものだ。だが、高橋由は何事にも慎重で、それが人によっては「頼りない」と受け止められることが少なくない。そんな高橋由の気質を原前監督が見事に看破しているようでもある。

 巨人は今、中心選手が高齢化している。タレントは揃うものの、戦力は右肩下がり。野球賭博事件も発覚し、盟主崩壊の危機に瀕している。明らかに火中の栗で、高橋由の監督就任はスキャンダルで真っ黒になったイメージの中和剤として利用されている印象が強い。

 それでも、「球団の方たちも相当な覚悟を持ってのこと(就任要請)だっただろうし、ボクも覚悟を持って決めた」と相手をおもんぱかって受諾した「優等生」に、白石オーナーは「貧打の強化。打ち勝つチームを課題として取り組んでほしい。逆風が吹いているチームを上昇気流に乗せる指揮官が高橋君」と期待したが、それでは高橋監督はどんな野球をやるのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性