ファンも興ざめ 福士欠場の「名古屋」に疑惑のペース設定

公開日: 更新日:

「それはおかしいだろう」という声が、アチコチから聞こえてきそうだ。

 1月の大阪国際で日本陸連設定記録(2時間22分30秒)を突破して優勝した福士加代子(33)は、リオ五輪の代表漏れの可能性もあることから、名古屋ウィメンズ(13日)にエントリーしていたが、1日に欠場を決めた。判断材料のひとつが、主催者が発表した30キロまでペースメーカーが走るラップの目安だという。福士の走った大阪国際は、5キロごとのラップ目安が16分40秒(ゴールタイムは2時間20分台相当)だった。ところが名古屋は、5キロ16分55秒~17分が目安。このペースでゴールまでいっても2時間23分前後のタイムしか出ない。まさか陸連は、福士の記録を抜く選手が複数出てきたら困るのでこんな手を使うのか。

「そう思われても仕方ないでしょう」と、陸上ジャーナリストの菅原勲氏がこう続ける。

「名古屋に出場する有力選手たちは、五輪の出場権を取るため人生を懸けて走るわけです。2時間22分30秒の設定記録はもちろん、福士が大阪で出した2時間22分17秒も超えるつもりでいるはずです。これだけ女子マラソンの代表選考が話題になれば、テレビ中継を見ている人もその点に注目する。ならば陸連は、少なくとも福士が走った大阪と同じように、設定記録をクリアできるラップをペースメーカーに求めなければ嘘です。ハイペースについていけなければ力不足ということ。設定記録を突破できなかった選手も、見ている者も納得します。スタートから設定記録をクリアできないペースで走らせるというのはどう考えてもおかしい。13日まで時間はある。再考するべきです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る