二軍落ちまで3試合 楽天オコエは開幕からいきなり正念場

公開日: 更新日:

 与えられたチャンスはわずかしかない。

 楽天が23日に発表した開幕一軍選手に名を連ねた、ドラ1のオコエ瑠偉(18)。高卒ルーキーとしては12球団で唯一の開幕一軍となったが、24日に梨田監督が発表した開幕スタメンに名前はなし。当面は外野の控えとして、代走と守備固めを中心に機をうかがうことになりそうだ。

 本拠地コボスタ宮城で汗を流したオコエは、「自分の立場は分かっている。少ない出場機会を生かしたい」と意気込んだが、勝負は開幕3試合しかない。

 通常、開幕直後の一軍登録選手は投手が少なく、野手が多い。開幕2カード目に投げる投手は、最初のカードが終わった時点で登録するのが一般的なのだ。楽天の開幕一軍選手は投手10人、野手15人。2カード目以降は必然的にベンチ入り野手の数は減ることになる。

「真っ先に名前が挙がるのは控えのオコエでしょう。梨田監督は日本ハム指揮官時代もそうだったように、若手より実績のある選手を好む傾向がある。オコエが一軍に残るためには、守備固めや代走といった限定的な起用法の中で存在感を見せなければいけない。それは至難の業ですよ」(球団OB)

 いきなり正念場である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」