スイスに惜敗も銀 “カー娘”初メダルで平昌五輪に近づく

公開日: 更新日:

 日本女子のカーリングが土壇場で快挙を逃した。

 カーリングの世界選手権(カナダ・スウィフトカレント)は27日(日本時間28日)、決勝が行われ、日本代表のロコソラーレ(LS)北見がスイスと対戦。既に銀メダル以上を確定していたが、6-9で敗れ金メダル獲得はならなかった。

 1次リーグとプレーオフ初戦で敗れている相手に決勝では最後まで食い下がる。試合は両者譲らず一進一退の攻防が続いた。

 2点をリードされて迎えた第8エンド。後攻の日本はスキップ藤沢のラストショットが相手のストーンをはじき出し、3点を奪って6-5と逆転に成功。第9エンドで2点を取られて迎えた最終エンド。後攻の日本は藤沢のラストショットが外れて得点できずに試合終了。スイスの3連覇達成を許した。

 表彰台の真ん中を逃したが、史上初めてメダルを獲得した日本女子は18年韓国・平昌冬季五輪出場に近づいた。五輪出場枠(10カ国・地域)は16、17年の世界選手権の順位によるポイントの合計上位チームに与えられる。今大会の結果でスイスが14ポイント、日本が12ポイントを獲得した。来年の同大会で予選リーグで敗退しない限り、日本が平昌五輪の出場権を得るのは、ほぼ確実だ。

 これまでルックスだけが注目されてきた日本女子が一躍、世界の強豪に躍り出た。

▽スキップ藤沢のコメント
「ファイナルに出られたことは誇りに思います。また来年も戻ってきたいです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず