開幕ダッシュ失敗ソフトB 3連覇は工藤監督の“我慢”がカギ

公開日: 更新日:

「何やってんだ!」

 そう憤るファンも少なくないはずだ。

 昨季2連覇を達成し、今季もダントツの優勝候補に挙げられていたソフトバンク。しかし、6日現在、3勝5敗2分けで5位と低迷。チーム打率・241はリーグ4位、同防御率3.61も3位だ。

 さらに開幕からカードの初戦は3敗1分けと、一度も勝っていない。この成績は、当時弱小だったダイエー時代の96年に次ぐ記録。ダイエーはその年、カード初戦7連敗を喫し、シーズンも最下位に沈んでいる。

 さすがに同じ轍を踏むことはないだろうが、怖いのが首脳陣の焦りだ。昨季は開幕直後、AクラスとBクラスを行ったり来たりするも、5月以降は常に3位以上をキープしていた。工藤監督は就任1年目。余計なことを一切しなかったことも功を奏した。

 しかし、2年連続で開幕ダッシュに失敗して、同じように平静でいられるか。ただでさえ、パ5球団は打倒ソフトバンクに目の色を変えているのだから、逆風は昨季以上だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い