開幕ダッシュ失敗ソフトB 3連覇は工藤監督の“我慢”がカギ

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「何やってんだ!」

 そう憤るファンも少なくないはずだ。

 昨季2連覇を達成し、今季もダントツの優勝候補に挙げられていたソフトバンク。しかし、6日現在、3勝5敗2分けで5位と低迷。チーム打率・241はリーグ4位、同防御率3.61も3位だ。

 さらに開幕からカードの初戦は3敗1分けと、一度も勝っていない。この成績は、当時弱小だったダイエー時代の96年に次ぐ記録。ダイエーはその年、カード初戦7連敗を喫し、シーズンも最下位に沈んでいる。

 さすがに同じ轍を踏むことはないだろうが、怖いのが首脳陣の焦りだ。昨季は開幕直後、AクラスとBクラスを行ったり来たりするも、5月以降は常に3位以上をキープしていた。工藤監督は就任1年目。余計なことを一切しなかったことも功を奏した。

 しかし、2年連続で開幕ダッシュに失敗して、同じように平静でいられるか。ただでさえ、パ5球団は打倒ソフトバンクに目の色を変えているのだから、逆風は昨季以上だ。

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