厳しい自力V 稀勢の里の綱取りには日本人の援護が必要だ

公開日: 更新日:

「集中して思い切っていった。初日にしてはよかったと思う」

 大関稀勢の里(30)が危なげない相撲で御嶽海(23)を寄り切り、取組後にこう言った。

 綱取りのかかった稀勢の里が場所前、特に力を入れたのは下半身の強化だった。いつも以上に四股を踏み、ぶつかり稽古でも下半身の踏ん張りを意識した。「やり残したことはない」と挑んだ今場所でまずは無難なスタートを切ったが、肝心な場面で勝負弱さを露呈するだけに“自力V”は厳しいのではないか。

 なにしろモンゴル人横綱が3人もいるのだ。稀勢の里に3人を投げ飛ばすだけの技量があるとは思えないし、そもそも1対3じゃ、あまりに分が悪い。3人の牙城を崩すためには、ひとりぐらい日本人力士に暴れてもらう必要がある。だとすれば期待できそうなのは初場所で優勝した琴奨菊(32)くらいしかいない。

 とはいえ、その琴奨菊が初場所優勝以降、サッパリ。春場所は綱取りがかかりながら8勝7敗と勝ち越すのがやっとで、先場所も10勝5敗。この日も西前頭筆頭の栃煌山にいいところなく押し出され、多くは期待できない。

 稀勢の里の綱取りはやはり難しそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  2. 2

    赤沢経産相“ナフサ不安”の呆れた責任逃れ シンナー不足「目詰まり」「解消済み」に塗装業界は不信感

  3. 3

    山本由伸の敵は身内ドジャースのヘッポコ捕手陣 自動投球判定システム「セルフチャレンジ」のススメ

  4. 4

    京都小6男児遺棄事件は急転直下! 父親逮捕で残る数々の「謎」…犯行動機は? 隠蔽工作も稚拙

  5. 5

    松本人志の地上波本格復帰を誘発? 消息不明だった板東英二が高須克弥氏のインスタに登場の意味深

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    楽天は“格安”、12球団監督の年俸はこうして決まる…出来高、日米待遇格差まで丸っと解説

  3. 8

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  4. 9

    「考える野球」に混乱と苛立ちが続く中、涙が出そうになった野村監督の声かけ

  5. 10

    田中将大 好調のウラに“病気”の克服…昨季との「決定的な違い」を元巨人投手コーチが解説