48キロ金 登坂絵莉は“沙保里イズム”継ぐ類いまれな吸収力

日の丸を背負ってマットを１周する登坂（Ｃ）真野慎也／ＪＭＰＡ

　最高のお手本である吉田と練習してきたからだろう。吉田が武器とする高速タックルも見よう見真似で身に付けた。

　今月の３０日で２３歳。今後も女子レスリングを牽引しそうだ。

▽登坂の話「（女子柔道７０キロ級金の）田知本遥さんから（メダルを）生で見せてもらって自分も欲しかった。重いです。（両親からは）『思い切って行け』と言われ、今まで支えてきてくれたので喜ばせたかった。（女子の先陣を切る）重圧はなかったけど、自分だけメダル逃すのは嫌だった」

▽レスリング女子４８キロ級決勝
登坂絵莉　３―２　スタドニク（アゼルバイジャン）