高飛び込み8位の板橋美波 “大技温存”の戦略ミスがアダに

公開日: 更新日:

 リオ五輪の女子高飛び込み決勝で板橋美波(16)が356.60で8位入賞を果たした。日本人女子としてはアトランタ五輪の元渕幸以来2人目。

 準決勝(18人で上位12人が決勝へ)を8位(335.55)で通過した板橋は当初挑戦するとしていた決勝で大技「前宙返り4回転半抱え型」を封印した。世界で板橋しかできない決め技だが、現地に入っての練習で成功率が上がらず、馬渕監督のアドバイスで断念したのだ。

 決勝の銅メダル争いを360点台とにらみ、「課題の2、3本目をしっかりやれば大丈夫」(馬渕監督)との作戦を立てたが、2本目に入水でミスし58.50。順位も10位に下げた。5本目に83.20を出して追い上げたが、メダルには届かなかった。

 メダル争いも結局、3位が389.20(カナダ・ベンフィート)と高レベル。それだけに一発逆転が狙える大技を温存したのが惜しまれる。

▽板橋のコメント
「うれしい気持ちと悔しい気持ちが半々。決勝に残れたのは良かったがメダルを狙っていた」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」