伊調馨は吉田沙保里を強烈意識 “国民栄誉賞対決”に現実味
■もともとは2人とも55キロ級
吉田は53キロ級、伊調は58キロ級と階級は異なるものの、吉田は14年に新階級が採用されるまでは、もともと、55キロ級だった。伊調にしても実際の体重は58キロにも満たないだけに、2人の対戦で体重がハンディになるとは考えにくい。全日本選手権などの国内大会で吉田が58キロ級で出場すれば、女王同士による対戦は可能だ。かねてレスリング界では、いずれ両者による対戦が実現するのではと、まことしやかにささやかれていたものだ。
早ければ、12月の全日本選手権で国民栄誉賞受賞者同士が同じマットに上がる可能性はある。
吉田は五輪での敗退を引きずることなく、早々と東京五輪に向けて現役続行を決めた。吉田に引導を渡すのは伊調か。