巨人クルーズ懲罰抹消の余波 “同タイプ”のバレ取り消滅も

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 ヤクルトの主砲、ウラディミール・バレンティン(32)が今季限りで退団の方向となった。11年から3年連続本塁打王、13年には60本塁打の新記録を樹立した大砲だけに、「巨人をはじめとした打てないチームの争奪戦になるのではないか」と指摘する球界関係者は多い。

 が、最近は足の故障を理由に全力疾走せず、何度言っても繰り返される緩慢プレーに、真中監督は頭を痛めていたという。同じ中米出身のラテン系。まさにクルーズと同じタイプ、「いや、それ以上に言うことを聞かない」と言うヤクルト関係者もいるから、巨人が獲得に二の足を踏む可能性も出てきた。

■問題児だらけの巨人助っ人陣

 そうでなくても、今季の巨人には総勢13人もの外国人選手が在籍しながら、働かないばかりか、問題児が多かった。

 今年5月にキューバから加入したホセ・ガルシア(23)は三拍子揃った有望外野手ながら、練習時間の長さや寮生活など、日本の習慣に馴染めなかった。揚げ句の果てには巨人の職員に暴行未遂事件を起こしてクビ。意気消沈して帰国したと思いきや、帰路の途中のフランスで消息を絶った。要するに巨人経由で亡命してしまったのである。

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