沢村はすでに抑え失格 巨人がベイFA山口狙う本当の理由

公開日: 更新日:

 DeNA・山口俊(29)が今季取得した国内FA権を行使することが確実となり、尻を浮かせているのが巨人である。

 このオフ、トレードで日本ハムから吉川光を獲得。FA権を行使するソフトバンク・森福の調査を進めるなど、投手陣の補強に躍起なのだ。

 山口は今季11勝5敗。宣言残留を認めているDeNA、中日も興味を示していて、争奪戦の様相を呈している。とはいえ、昨季は先発として3勝6敗とパッとせず。プロ11年で今年が初の2ケタ勝利という程度の投手を、まるでスーパーエースがFA宣言するかのようにあがめるのは危険ではあるが、巨人にとって魅力は他にあるという。09年途中からクローザーに転向し、10年30セーブ、11年34セーブ、12年22セーブの抑えとしてのキャリアである。巨人のチーム関係者によれば、先発と抑え両方の経験があることが評価を高めている理由という。

 巨人の守護神・沢村拓一(28)は今季、6勝4敗37セーブで自身初の最多セーブのタイトルを獲得したものの、セーブ機会の失敗は8度あり、防御率は2.66。8月の首位広島との直接対決で、1点リードの九回2死走者なしから同点弾を浴び、サヨナラ逆転負けを食らった試合がV逸のターニングポイントと多くの関係者が指摘する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  4. 9

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?