怒涛の7連勝 平幕・石浦が“白鵬仕込み”でついに才能開花

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 NHKの解説者が「この石浦はたまに飛びます」と言った直後の変化だった。

 平幕の石浦(26)がスピード相撲で土俵を沸かせた。立ち合いで旭秀鵬にぶつかると、すぐさま左に回りこんで上手投げ。虚を突かれた旭秀鵬を土俵の外に投げ飛ばした。

 初日こそ千代大龍のはたき込みに敗れたものの、2日目から怒涛の7連勝。全勝の鶴竜に次いで、白鵬日馬富士と並ぶ平幕力士唯一の1敗を保っている。

 13年から白鵬の「内弟子」として稽古を積み、今場所初入幕。173センチ、114キロと小柄だが、筋骨隆々の体形は相撲取りと言うより格闘家。5日目には体重差80キロの逸ノ城を翻弄して下手投げで転がすなど、体格差をモノともしない取り口で白星を重ねている。

 父は鳥取城北高校の相撲部で琴光喜(元大関)や照ノ富士、逸ノ城らを育てた石浦外喜義監督。鳥取城北から日大と相撲エリートの道を進むも、格闘家転向やオーストラリアへの語学留学など、紆余曲折の末に宮城野部屋に入門した。

■格闘家にはいまだ未練

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