世界卓球トップ内定 “4人目”加藤美優が黄金世代を脅かす

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 25日、来年5月末に開幕する「世界卓球2017ドイツ」の日本代表に決まった加藤美優(17)。この日行われた選考会で優勝し、女子の代表内定一番乗りとなった。

 リオ五輪の団体で銅メダルを取ったエースの石川佳純(23)や伊藤美誠(16)は代表入りが確実視されているため、この選考会にはエントリーしていない。5人ある世界卓球の出場枠のうち、残りの3枠を選考会で敗れた早田ひな(16)や浜本由惟(18)、選考会に参加しなかった平野美宇(16)らで争うことになる。

 伊藤、平野、早田の3人は国内卓球女子の「黄金世代」と呼ばれている。ちょっと早い話だが、東京五輪の出場枠3は、キャプテンが予想される石川を除き、この「黄金世代」で2枠を奪い合うとみられている。

 しかし、「私を忘れちゃ困る」と鼻息が荒いのが加藤だ。今年の世界ジュニア選手権に出場すると、シングルスでベスト4、ダブルスで準優勝という好成績を収めた。

 加藤を一躍有名にしたのは12年の全日本卓球選手権。当時は12歳の小学6年生だった。女子シングルスでベスト32(5回戦)まで勝ち上がり、小学生での4勝は福原愛(28)の3勝を抜く史上最年少記録で注目された。15年シーズンから卓球ブンデスリーガのクラブに加入。今年は21歳以下の国際大会で3回優勝するなど、「黄金世代」にケンカを売るほどの実力をつけてきた。

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