“ポスト木村”期待 黒後愛はバレー一族出身のサラブレッド

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 日本バレー界「期待の星」といわれている。

 バレーボール全日本高校選手権(通称「春高バレー」)の女子は、東京第1代表の下北沢成徳が2連覇。昨年に続き大会MVPを獲得したエース兼主将の黒後愛(18)のことだ。

 下北沢成徳は木村沙織(30)や荒木絵里香(32)などの日本代表を数多く輩出したバレーの強豪校。引退を表明した木村に代わり、黒後は「ポスト木村」として期待されている。

 ズバぬけた才能は小さい頃から地元・栃木県では評判だった。小学校3年のとき姉の影響でバレーを始め、高校1年で2020年東京オリンピック強化選手のメンバー入り。昨年は世界ユース女子選手権大会(U-18)にも出場した。

 バリバリの「サラブレッド」。叔父は姉と共に所属していた強豪・宇都宮市立若松原中学校バレー部監督。両親共にバレー経験者で、父親は宇都宮大学の教授。体育学が専門分野で、スポーツ文化論やバレーボールに関するゲーム分析を研究しているという。

 ゲーム分析はチーム強化の基本。かつて、全日本の真鍋監督がiPadを手に選手の動きや試合の流れをデータ化、セットごとに作戦を変える姿が話題となった。裏方のアナリスト(データ戦略分析スタッフ)によるデータ分析はさらに細分化、巧妙化している。

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