五輪へ陸上女子長距離陣が合宿 マラソン陣はやらないの?

公開日: 更新日:

 とりあえず刺激にはなったようだ。

 陸上女子長距離陣の強化合宿が21日、都内のナショナルトレーニングセンターで報道陣に公開された。

 リオ五輪5000メートル代表の鈴木亜由子や同1万メートル代表の関根花観ら、総勢19人の選手が汗を流した。

 この合宿は20年東京五輪に向けた強化策の一環。鈴木は「普段一緒に練習しない人と走って刺激を受けた。みんなで日本記録を打ち破ろう、という意識が芽生えた。焦らず、世界陸上に照準を合わせていきたい」と言った。

 東京五輪まで、年に3、4回の国内合宿を行っていく予定で、野口英盛五輪強化コーチは「五輪での入賞を目標に掲げてやっていく」と語った。

 1万メートルや5000メートルは男女ともメダルの可能性はゼロに等しく、入賞さえも厳しい状況だが、それはマラソンも同じだ。

 リオ五輪前のナショナルチームは看板倒れに終わり、強化のための新体制は長距離・マラソンの強化戦略プロジェクトリーダーに就任した瀬古利彦氏らに託された。トップ選手を集めた合宿がどれだけレベルアップにつながるかわからないにしても、男女マラソンの結果をみて一喜一憂しているだけのリーダーに、勉強熱心な若手指導者たちは呆れているともっぱらだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です