ハム&ソフト2強打破へ パ4球団は開幕ダッシュあるのみ

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「ウチらが優勝を狙うには、開幕からまくるしかない」

 こう話すのは、あるパ球団のコーチ。「ウチら」とは日本ハムソフトバンクを除く4球団のことだ。

 日本だけではなく他国の代表選手も含め、WBCに派遣した選手が最も多かったのが、ソフトバンクの7人。次いで日本ハムの6人だ。一方、他のパ球団は西武が3人、楽天ロッテが2人、オリックスが1人だった。

 今季も昨季同様、パは日本ハムとソフトバンクの優勝争いに、他球団がどこまで食い込めるかが焦点となっている。

「だからこそ、開幕スタートダッシュを狙うしかない。WBCに出場した選手は疲労もあるので、開幕当初はソフト、日ハムともに本来の実力を発揮できないはず。差をつけるなら開幕直後しかない」とは冒頭のコーチ。

 もっとも、WBC疲れがあったとしても、チームの実力差は一目瞭然。パ4球団は目立った補強もなく、ロッテに至っては4番のデスパイネをソフトバンクに奪われる始末だ。どう転んでもパは最終的に2強の争いになりそうだが……。

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