ドーピング疑惑晴れ…高跳び女王クチナ世界選手権出場へ

公開日: 更新日:

 陸上界を代表する美女が国際舞台に戻ってくる。

 国際陸連(IAAF)は11日、組織的ドーピングで資格停止処分中のロシア陸連から、15年世界選手権を制した女子走り高跳びのマリア・クチナ(24)ら、潔白が証明された7選手に個人資格での国際大会出場を容認した。これにより走り高跳びの女王は8月の世界選手権への出場が可能になった。クチナは金メダルが有力視されながら、昨夏のリオ五輪はドーピング問題に巻き込まれ出場停止。スポーツ仲裁裁判所(CAS)に処分停止を求めて提訴したが、認められず出場できなかった。

 IAAFから出場資格を与えられたクチナは「処分を解除されたことはうれしいが、正当な権利を得ただけ。二度とこのようなことがあってはならない」と所属事務所を通じて談話を発表した。

 15年9月のダイヤモンドリーグ・ブリュッセル大会を最後に国際試合から遠ざかっていたクチナにとっては、世界選手権に出場すれば、約2年ぶりの大舞台となる。フィールドにすら立てなかったリオでの悔しさをロンドンで晴らせるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち