フィギュア国別対抗 SP7位の羽生結弦のコメントに見る長所

公開日: 更新日:

 20日に行われたフィギュアスケートの世界国別対抗戦の初日。首位スタートを切った日本勢の中で、唯一、波に乗れなかったのがエースの羽生結弦(22)だ。

 ショートプログラム(SP)では最初の4回転ループが1回転になると、4回転サルコー―3回転トーループでは、サルコーの着氷時にバランスを崩して手をつくなど、あわや転倒という始末。83.51点で7位というまさかの結果に終わった。

 SPの使用曲は、昨年4月21日に他界したプリンスの名曲「レッツ・ゴー・クレイジー」。

「明日が命日なので、そういう気持ちも込めて集中していた。これでは(プリンスの)顔に泥を塗っているようなもの」と、羽生は声を震わせた。

 別にプリンスもプリンスのファンも、誰も気にしちゃいないだろうが、この思い込みの強さこそが羽生の長所なのだろう。もともとSPは苦手の羽生。自他ともに認めるフィギュアスケートの“名人”だって、完全無欠ではないということだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ