金本監督も感服 阪神メッセは“複数年1年目”も手抜きなし

公開日: 更新日:

「頭が下がる思いです」

 試合後の阪神・金本監督のセリフである。

 中日を6-0とシャットアウトで下した28日の試合。7回無失点の好投で白星を挙げた先発のメッセンジャー(35)に、「これで、4勝目ですかね。調子が良くない中で抑えたのは、彼の経験と技術」と目尻を下げ、冒頭の言葉を続けた。

 確かに、頭が下がる。メッセンジャーは昨季、2年ぶりの2ケタ勝利となる12勝(11敗=防御率3・01)を挙げ、オフに年俸3億5000万円の2年契約を結んだ。普通、特に助っ人の複数年契約1年目は要注意とされるが、この男に関しては手抜きを危惧する声が一切上がらなかった。

「阪神の助っ人として歴代最長となる8年目のシーズンに入ったメッセンジャーは、09年オフの来日以来、6度の契約延長を経て今に至っている。その間、複数年契約を結ぶのは今回が3度目となるが、過去2度の2年契約1年目はいずれも、手を抜くどころか、中4日の登板もいとわず、リーグ1位の先発登板数を記録している。14年はそれに加えて、最多勝、最多投球回、最多奪三振もマーク。これほど真面目で頼りになる助っ人はいませんからね」(在阪マスコミ関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発