歴代2位も鉄人とは大差 阪神鳥谷に“衣笠超え”はあるのか

公開日: 更新日:

 その道は果てしなく遠い。

 18日の中日戦で、阪神の鳥谷(35)が「6番・三塁」でスタメン出場。連続出場は1766試合となり、金本監督と並んで球界歴代2位の記録となった。

 1位は元祖「鉄人」衣笠祥雄氏が、広島で1970年から87年の17年間をかけて達成した2215試合だ。

 鳥谷は今季、遊撃から三塁にコンバートされ、守備の負担が減った。選手生命は延びるだろうが、だからといって衣笠氏の記録に届くと思うのは早計だ。そもそも現時点で約450試合も離れており、達成するには1試合たりとも休むことはできない。35歳という年齢が年齢だけに、普通に考えれば無理だろう。

■金本監督は「連続フルイニング」の世界記録

 しかし、阪神には金本監督の連続出場記録という「前例」がある。金本監督は06年に連続フルイニング出場の世界記録を達成すると、翌07年は連続出場でも松井秀喜の記録を抜いて、日本球界歴代2位になった。その後は肩や足の故障もあり、現役の晩年は打てず守れず走れず。もはや選手として使い物にならないのは誰が見ても明らかだったが、出場を続けていた。フルイニング記録は10年に途切れたものの、連続出場は翌11年まで継続していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 9

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  5. 10

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?