4勝目も力不足を露呈…宮里優作が超えられない“AOの壁”

公開日: 更新日:

「宮里は大学生時代からツアーに出場して活躍し、いつ勝ってもおかしくない逸材と注目された。ところが初優勝はプロ12年目と遅かった。やはり闘争心が足りないからで、それは試合展開からもよくわかります。かねて指摘された気持ちの弱さから100ヤード前後という絶好のロケーションからウエッジでピンに絡まず、肝心のパットを決めなければ他のプロに威圧感を与えることはできません。学生時代から高級外車を乗り回し、プロ転向後に数々のスポンサー契約を結び金に苦労していないから勝負師としての凄みがない。青木功尾崎将司のように若手の壁になりたい、と言ったがとんでもない話であり、1打に対する執念は青木や尾崎には到底かなわない。2人は勝負どころで相手をねじ伏せて何勝も挙げた。宮里の場合は若手の壁になる前に、もっと自分を磨けと忠告したい」(宮崎氏)

 18番のバーディーパットを「外れたと思った」と口を滑らしたのも情けない。青木や尾崎なら「イメージ通り」としれっと言ったはずだ。宮里が契約スポンサーの1000万円を超すスイス製高級腕時計をはめながらプレーしているようでは、賞金への執着心が薄れてしまうのも仕方がないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」