無念休場の稀勢の里に理事親方「いい勉強」と前向き発言

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 さまざまな取り口を覚えれば、相撲の幅は広がる。今場所は珍しく、立ち合いで右の張り差しを2日続けて見せた。8日目の碧山には通用したが、9日目の相撲巧者・栃煌山には墓穴を掘ったことで、通用する相手としない相手がいること、まだまだ右の張り差しは付け焼き刃だと確認できたはずだ。
判断ミスもいい勉強

 友綱親方(元関脇魁輝)も「稀勢の里は右から攻めることも覚えなくてはいけない。いつまでも左差し一本では厳しい。その意味では苦しんだ今場所は勉強になったはず」と話し、さらに別の収穫も挙げる。

「場所前の体調把握と管理です。回復具合を見て、自分の中では『安定した相撲を取れる』と踏んだのでしょうが、思ったようにはいかなかった。こればかりは経験しなくては分からないこと。後は、上半身の鍛え方です。稀勢の里は場所前、(左腕の故障で)下半身を重点的に鍛えていたから大丈夫だと思っていたのでしょう。しかし、上半身がついてこなかった。ケガの影響で衰えた上体の鍛え方が、甘かったと身に染みたはずです。今後の稽古への取り組み方においても、学ぶものが多かったのではないか」

 得たものを生かすも殺すも、あとは横綱次第だ。

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