女子レス58kg級V「ポスト伊調」坂上嘉津季が抱える課題

公開日: 更新日:

「世界で一番、強いチーム(至学館大学)で練習しているので自信はあります」――。

 世界選手権(8月=パリ)の選考会を兼ねたレスリングの全日本選抜選手権(東京・代々木第2体育館)が16日に開幕。女子58キロ級を制して、代表内定を勝ち取った坂上嘉津季(24=ALSOK)が自信たっぷりに話した。

 五輪4連覇中の伊調馨(33)が欠場したとはいえ、初戦から決勝までの3試合すべてで無失点のテクニカルフォール勝ちを収めて世界選手権の出場切符を手にした。

 千葉県出身の坂上は中学時代に女子のジュニア大会である「クイーンズカップ」で優勝。女子レスリングの名門、愛知の至学館高、至学館大と進み、リオ五輪メダリストの登坂絵莉(23)、川井梨紗子(22)ら同年代の選手と汗を流し、腕を磨いた。今大会の優勝で「ポスト伊調」に名乗りを上げた。

 坂上も伊調を意識している。

「58キロ級は日本が世界一の階級。馨さんが築いた伝統を受け継ぎたい」と世界選手権、五輪での金メダル取りを公言した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明