大坂なおみ大金星 全米OP昨年Vケルバーにストレート勝ち
テニスの全米オープン(ニューヨーク)は29日(日本時間30日)、女子シングルス1回戦で世界ランキング45位の大坂なおみ(19)が、同6位で第6シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に6―3、6―1でストレート勝ち。昨年の覇者を相手に大金星を挙げて2年連続の2回戦進出。日本女子が4大大会の前年覇者を下したのは、73年全豪準々決勝で沢松和子がウエード(英国)に勝利して以来史上2人目の快挙である。
大坂は序盤から持ち前のパワーで女王を圧倒。第1セットは4―3の第8ゲームをブレークすると、続く第9ゲームをキープして先取。第2セットは試合の主導権を握り、最後まで寄せ付けなかった。
センターコートで番狂わせを演じた大坂は試合中の厳しい表情から一転。観客からの声援に笑顔でラケットを振りながら応えた。
大坂は2回戦で世界90位のアルトレバ(チェコ)、同196位のぺテルション(スウェーデン)の勝者と対戦する。
▽大坂のコメント
「勝った瞬間はほっとした。最後のポイントはすごく緊張した。以前よりも安定したプレーができるようになった」