右手首腱断裂で今季残り欠場 錦織は休養をどう使うべきか

公開日: 更新日:

「残りシーズンを全休するということは右手首はもちろん、心身ともにかなり疲弊していると思いますね」

 こう言うのはスポーツライターの武田薫氏。

 16日、男子テニス世界ランキング9位の錦織圭(27)が、右手首の故障により今季の残り試合をすべて欠場すると発表したことを受けてだ。

 錦織は米オハイオ州シンシナティで開催中のツアーに出場予定だったが、サーブの練習中に右手首を痛め、13日に欠場を発表。MRI検査の結果、右手首の腱の一部に断裂が見つかった。手術は受けず、来季に備えて回復に努めるという。

 以前から不安を抱えていた右手首は、3月下旬のマイアミ・オープンで悪化。5月のマドリード・オープンで再発し、準々決勝を棄権していた。

■リオ五輪銅メダルの反動

「ひとつの箇所を痛めれば、他の箇所にも負担がかかる。どちらが先かはともかく、腰や臀部を痛めたのも手首と無関係ではないでしょう。錦織の体と心には昨年から大きな負荷がかかっていましたから」と冒頭の武田氏がこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理