ミスに慌てず 新体操団体42年ぶり快挙に主役級“女優力”

公開日: 更新日:

 新体操の世界選手権(イタリア・ペサロ)の団体総合で42年ぶりにメダル(銅)を獲得したフェアリージャパンが5日、凱旋帰国。今大会は団体種目別のロープ・ボール(銀)、団体と個人のフープ(銅)と合わせ、史上最多のメダル4個と躍進し、主将の杉本早裕吏(21)は「強豪国に負けないように、東京五輪に向かって行きたい」と気を引き締めるように話した。

 山崎浩子強化本部長によれば、今大会は海外勢と比べて演技の難度は低かったが、大会前の下馬評でメダル取りが有力視された地元イタリア、ウクライナ、ベラルーシなどがミスを連発。日本の安定した試技が審判団の高評価につながった。

 ライバル勢の自滅があったとはいえ、実は日本も細かいミスは少なくなかった。それでも評価を得たのは「チーム力の差が表れた」(山崎本部長)という。

 ボールやリボンを投げる際にコントロールできず、狙った相手に届かずに落下させて減点されるのは珍しくない。受け手は減点を避けるため、走ったり、体勢を崩してでも取りに行くが、移動したとみなされ、これも大幅に点を引かれる。今大会の日本はミスが出ても一連の動作であるかのように振る舞ったそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず