大御所AOが一番知っている 男子ツアー低迷の根本原因

公開日: 更新日:

【ANAオープン 2日目】

 海の向こうの米ツアーではプレーオフ第3戦が行われており、全4戦が終わってポイントランク王者になると1000万ドル(約11億円)のボーナスが出る。

 かたや日本ツアーは池田勇太(31)が勝てば、最年少で史上12人目の生涯獲得賞金10億円突破が話題になっている。彼我のスケールの違いをよく物語っている。

 金額だけではない。試合内容そのものが問題なのだ。

 尾崎将司は昔、田中秀道を食事に誘い、「日本人というのは、小さい者が大きい者を倒すのが大好きなんだ」と説教している。

 また青木功は自著「勝負論」(新潮新書)の中で、「超一流選手は勝った翌週の試合での予選通過は当たり前で、むしろ続けて優勝を争う実力を持っており、要は調子の善しあしに関係なく、コンスタントに上位で争える体力や技術、精神力を備えている」と書いている。

 そんな超一流が見当たらないから男子ツアーは盛り上がらないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」