著者のコラム一覧
安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

立命館大・東克樹は“ミニ雄星” 速球の質はすでにプロ仕様

公開日: 更新日:

 立命館大の左腕・東克樹(21)は「ミニ・雄星(西武)」だ。170センチと小柄でも、キレとパワーと精度を兼備して、今年の2シーズン、リーグでは<無敵>の快投を繰り返している。

 愛工大名電高当時はそんなに騒がれなかったが、大学の4年間で順調に成長。今春リーグ戦で、関西大を17奪三振ノーヒットノーランしてから評価も成績も急上昇している。

 左腕の140キロ台後半なら体感速度は150キロ台。学生野球では<難攻不落>だ。そのうえ、最終回でも余裕で150キロを超えるスピードをマークするスタミナも備えて、140キロ台前半でも振り遅れの空振り三振を奪える速球の質は立派にプロ仕様だ。夏の国際大会でもエース格で“奮投”して、一段と評価を上げたが、プロを考えたら、スライダー、カットボール、チェンジアップを交えた緩急をもうひと勉強。

 ここ1年半ほど、コンスタントに実力を発揮している安定感は信頼できる。左腕が欲しいオリックス広島楽天なら<1位入札>も考えられる。

【連載】清宮ハズレで指名 ドラフト注目選手

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    激太り危機は今や昔…浜崎あゆみ「激ヤセ説」も「連日ケーキ2個」の健啖ぶり

  3. 3

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 4

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  5. 5

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  1. 6

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 7

    カブス鈴木誠也に「打点王」がグッと近づく吉報 “目の上のタンコブ”スアレスにア・リーグへのトレード情報

  3. 8

    立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた

  4. 9

    参政党の公党にあるまじき「メディア排除」気質…会見場から神奈川新聞の批判記者を締め出し

  5. 10

    さや氏「略奪婚は人の道に反する」と否定もネットでは“今井絵理子枠”確定の皮肉…胸元露わな妖艶スタイルも