阪神に下克上のDeNA ファイナル7連戦の後遺症がもう心配

公開日: 更新日:

 死闘の後に待ち受けるのは地獄か。

 17日、CSファーストステージを突破したDeNA。15日の第2戦で土砂降りの中、4時間35分に及ぶ歴史的な“泥試合”を戦ったうえ、16日が順延となった影響で、18日からの広島とのファイナルステージが最終戦までもつれれば、7連戦の“過密日程”だ。

 DeNAは今季、レギュラーシーズンでの連戦は最大で6。しかも、重圧のかかるポストシーズンの短期決戦は、疲労も消耗度もはるかに大きい。

 こんな例がある。

 2014年、今回のDeNAと同じ3位でCSに出場した日本ハムは、ファーストステージでオリックスに1勝1敗とした後、台風の影響で1日順延。翌日の第3戦で勝ち、移動日なしのファイナルでソフトバンクと第6戦まで戦って敗れた。

 翌15年、チームは2位になったものの、選手はボロボロだった。CSで計3試合に登板した宮西は、8年連続50試合以上に登板してきた左ヒジが悲鳴を上げ、オフに手術。CSで5試合に登板した鍵谷も調子を崩し、CSで2試合に先発した上沢は右ヒジに痛みを覚えて離脱。翌16年に手術をし、1年のほとんどを棒に振った。

 野手も、CSにフル出場した陽(現巨人)は右太ももを痛め、11年にレギュラー定着して以降、最低打率(.259)となった。

 大差の試合展開となったこの日は、3投手の継投で乗り切れたDeNA。広島を追い詰めれば追い詰めるほど、選手の来季が心配になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは