指導力に疑問符 荒木大輔氏「日ハム二軍監督」招聘の狙い

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 その能力を評価したのか、それとも別の思惑があるのか。日本ハムが24日、二軍監督就任を発表した荒木大輔氏(53)のことだ。

 荒木氏は西武(2004~07年)、ヤクルト(08~13年)でコーチを経験しているものの、その評判は必ずしも芳しくない。というか、いずれも低迷の責任を取らされる格好で退団した。とすれば、日本ハムが荒木氏を招聘した理由は何か。

「荒木は栗山監督の現役時代(ヤクルト)のチームメート。一、二軍の連携が取りやすいというメリットはありますけど、何より荒木の知名度、人気が欲しかったのでしょう」と、日本ハムOBがこう続ける。

「このオフは大谷がメジャー挑戦するうえ、FAを取得した中田翔、増井、大野の退団が確実視されている。主力が大量に抜けるイメージダウンを最小限にとどめるため、荒木に白羽の矢を立てたのではないか。日本ハムにとってファームは育成面に限らず、営業面でも重要なコンテンツ。球場内にプール、田んぼ、畑を作ってさまざまなイベントを行うなど家族で楽しめる娯楽施設、メジャーのボールパークのような球場を目指しています。子供をもつ親御さんの世代にとって、甲子園の大ちゃんフィーバーは強烈なインパクトがありましたからね」

 日本ハムなりのチーム戦略があって、荒木氏を招聘したというのだ。

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