長打出ずCS第1S敗退 来季阪神はFA日ハム中田翔にすがる

公開日: 更新日:

 10安打6得点のDeNAに対し、8安打を放ちながら1得点止まり。雨中の2戦目に続いて打ち負け、リーグ2位通過ながらCSファーストステージで敗退したのが金本監督率いる阪神だ。

 敗因のひとつは、やはり長打力不足だろう。

 今季のチーム本塁打113は巨人と並んでリーグ3位も、20本以上放った打者は中谷(24)ひとり。これに福留(40)の18本、糸井(36)の17本が続き、2ケタ本塁打を記録したのはこの3人しかいない。打点にしても福留の79が最高だ。得点源となるべき中軸があまりに破壊力不足。「オフの補強ポイントは右の大砲」と言われるのも、もっともなのだ。

 今回のCS敗退で改めてモロさが露呈、いよいよ加速しそうなのが中田翔(28=日本ハム)取りだろう。

 今季限りで中日との契約が切れる本塁打王・ゲレーロ(30)の獲得に乗り出すという話もあるものの、巨人やソフトバンクが相手ではいかにも分が悪い。ドラフトで早実の清宮幸太郎を指名するというが、当たりクジを引くとは限らないし、獲得したところで1年目から中軸を任せられるとは思えない。阪神OBがこう言った。

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