筒香に米球界も熱視線 DeNA来季優勝で近づくメジャーの夢

公開日: 更新日:

■新制度も後押しに

 球団としても、来季は1998年以来20年ぶりの優勝に向け、機運が高まっている。

 今季は3位通過ながらCSファイナルで1位広島を撃破。日本シリーズでは、巨大戦力を抱えるソフトバンク相手に2勝するなど善戦した。自前で選手を育成してチームを強化する方針を掲げる一方、今オフは、優勝争いのライバルとなる阪神から大和をFAで獲得。ドラフトでは清宮幸太郎を回避し、即戦力投手の東(立命大)を単独指名した。

 筒香を筆頭にロペス、宮崎を擁する打線は破壊力があり、投手陣も今永、ウィーランドの左右エースを軸に戦力が整いつつある。

 さる代理人筋がこう解説する。

「筒香が本来の力を発揮して優勝を果たせば、来季の更改では5億円到達は必至です。DeNAは観客動員が飛躍的に増え、来年からバスケットのBリーグにも参戦するなど何かと景気のいい話が多いとはいえ、巨人やソフトバンクのように年俸を積んで選手を囲い込む編成方針ではない。ポスティングシステムは12月から新制度が施行され、メジャーからの譲渡金は契約総額に応じて支払われることになった。メジャーでは年齢が若ければ若いほど大型契約になる傾向があるから、『売り手』として早く入札にかけるに越したことはない。優勝はこれ以上ないタイミング。横浜のファンの間にも、筒香の夢を後押しするムードが高まるはずだ」

 来季の「ハマの大砲」、大爆発の予感だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  3. 3

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  4. 4

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  2. 7

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  3. 8

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  4. 9

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理