エース羽生不在も宇野昌磨2位 日本勢連覇「5」でストップ
その差、わずか「0.5」――。
8日のフィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルで、宇野昌磨(19)は惜しくも銀メダル。優勝したネイサン・チェン(18)との差はたった0.50点だった。
ショートプログラム(SP)ではトップのチェンに続く1.81点差の2位と、逆転不可能な数字ではなかったはず。先に滑走したチェンが4回転ジャンプを6本入れた構成で挑むも、転倒を含むミスを連発。合計286.51点と点数が伸びなかった。
しかし、トリの宇野も冒頭の4回転ループで転倒。フリーでは184.50点でトップに立つも、逆転Vとはならなかった。
今大会は羽生結弦(23)なきエース不在のリンク。宇野にとっては金メダルを獲得する絶好のチャンスだった。しかし、宇野の銀で12年(高橋大輔)、13~16年(羽生)と続いていた日本勢の大会連覇は「5」でストップ。平昌五輪の表彰台は、イバラの道となりそうだ。