著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

森岡亮太<下>目標はリーグVと得点・アシストを増やすこと

公開日: 更新日:

 6月14日開幕のロシアW杯に向け、暗雲が立ち込めている日本代表。3月にマリ、ウクライナと戦ったベルギー遠征に参戦したMF森岡亮太は、「ウクライナ戦のハリルホジッチ監督は、マリ戦に比べるとネガティブではなかった」と証言する。指揮官の脳裏には、2014年ブラジルW杯で16強入りしたアルジェリア監督時代の成功体験があるから、まだ修正可能だと考えているのだろう。「僕らもアルジェリアにならないといけない」と話す森岡に、代表に対する熱い思いを聞いた。

「今、監督がやろうとしているのは1対1(デュエル)で負けず、良い守備から良い攻めに転じるサッカーです。それはアンデルレヒトの戦い方と共通している。現代サッカーにおいて守備は非常に重要。ハリル監督の考えは理解できます」と話す森岡が、「ただ……」とさらにこう続ける。

「ベルギーでの2連戦は、ボールを奪えず、選手全員が守備に忙殺されてしまった。守りで動かされる。攻めで動く。両者は精神的なダメージが違います。(移籍した)アンデルレヒトでは『奪ったら自分たちでボールを保持してゴールまで行ける』けど、代表の場合は奪った後にすぐ失うことが多く、自分たちで保持する時間が短い。ウクライナ戦では圭佑(本田=パチューカMF)君が(ボールをキープして試合を)落ち着かせてくれた。ボール保持率を上げることが解決策のひとつとなる」と苦境脱出のカギを口にした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒