著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

加地亮<3>「代表がまとまるには年齢や経験は関係ない」

公開日: 更新日:

 ロシアW杯イヤーの2018年2月。元日本代表DF加地亮は、大阪府箕面市で経営する「CAZI CAFE」で第2の人生を力強く踏み出した。「朝9時には店に行き、帰るのは深夜0時ごろ。ランチの時間帯は皿洗いに奔走してます。サッカー選手よりも、はるかに労働時間が長いですよね」と笑う彼の元にはかつてのチームメートもしばしば訪れている。「CAZI CAFE」は、加地が西野朗監督率いるG大阪でプレーしていた11年7月にオープンした。この2月からはオーナーである妻・那智さんと揃って店で働くようになった。

「嫁がカフェをやりたいと言い出し、経営計画を練って資金調達。古民家を探してリフォームしつつ、家具や食器を揃えるといった作業を率先してやりました。彼女は滝川二高(兵庫)時代のサッカー部マネジャーなんですが、決断力や実践力も備わっている。カフェの仕事は天職ですね」と加地はしみじみと語る。

 現在はランチとディナーの2部営業。加地夫妻にシェフ、アルバイト10人前後の態勢で店を切り盛りする。加地は掃除やテーブルセッティングから始め、小鉢の盛り付けも行う。ランチタイムはひたすら洗い物だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…