教え子が揃って月間MVP 富士大野球部監督の強化指導法とは

公開日: 更新日:

 ――部費や寮費は?

「寮によって微妙に金額が違いますけど、平均で月に3食付きで6万7000円くらいです(男子寮は全部で4つ、棟によって費用の内訳が違う)。部費は年間6万円。遠征費は選手の個人負担です。キャンプは新2年生以上であれば希望者全員を連れていく。1年生は指名制ですね」

■「野球は結果がすべてじゃない」

 ――キャンプは沖縄で約1カ月間。

「読谷です。中日さんの二軍が使った後ですね。こっちは3月末まで雪がグラウンドのラバーフェンスの半分くらいまで積もっちゃうので、まったく練習できない。冬場は部活動の時間割が出て、1団体2時間までしかもらえない。だから、できるだけ試合を入れる。試合数は他に比べてめちゃくちゃ多いと思います」

 ――200人以上の部員をまとめるのは簡単ではない。

「ミーティングを大事にしています。よく言うのは『野球の結果がすべてと思っているかもしれないけど、そうじゃない。10年後、20年後が勝負。だからこそ、単位を取ること、授業にしっかり出ること、野球部の練習もそう。与えられた目の前のことをやらないといけない。ただ、勝負は今がすべてじゃない、人生は今がすべてじゃなくて通過点』という話です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった