著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

マリナーズ主砲は出場停止 筋肉増強剤“常習者”の5つの特徴

公開日: 更新日:

■ビッチティッツ(女おっぱい)

 筋肉増強剤の中身は人工的につくった男性ホルモンである。この人工男性ホルモンを常用するとそれまで睾丸で産出されていた天然男性ホルモンが出なくなり、ホルモンバランスが崩れて乳首のまわりが膨らむ現象が起きる。00年代後半のヤンキースでは薬物常習者の主砲A・ロドリゲスとエース格クレメンスにこの女性乳房現象が起き、チームメートは陰で彼らを「ビッチティッツ(女おっぱい)」とあだ名して嘲笑していた。

■男から排卵誘発剤

 女おっぱい現象を食い止めるには、排卵誘発剤のクロミッドや乳がんの治療薬タモキシフェンを服用して、ホルモンバランスを調節する必要がある。これらの薬物は現在MLBの禁止薬物になっているため、筋肉モリモリの野球選手が、薬物検査で排卵誘発剤や乳がんの薬が検出されて出場停止になるという珍現象が時々起きる。

■過剰性欲

 男性ホルモンである筋肉増強剤の使用を始めると、オスとしての本能が過剰になりセックス狂と化す者もいる。その代表格A・ロドリゲスはマドンナの夜のバットボーイを務める一方で、ストリッパーを遠征先に帯同して性欲処理係にしていた。

 カノーの兄弟分メルキー・カブレラも夜遊びが過ぎ、一度も結婚していないのに3人の女性との間に3人の子供がいる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"