マー君と投げ合いへ 大谷にメジャー最高“ア東地区”の試練
160キロの速球を武器に4勝、飛距離150メートル級のパワーで6本塁打――大谷翔平(23=エンゼルス)の二刀流は米国でも話題になっているものの、一部の地域ではまだ認知されていない。というか、正確に言えば、二刀流を認めたくないのではないか。
いまから約100年前に二刀流のベーブ・ルースが主に所属したレッドソックスとヤンキースのある東地区のことだ。
大谷のエンゼルスは22日(日本時間23日)からカナダのトロントで対ブルージェイズ3連戦。その後、移動日を挟まずにヤンキース3連戦がある。開幕から2カ月近くが経ったが、大谷にとって東海岸への遠征は今回が初めてとなる。東海岸のファンやメディアはこれまで生の大谷を見ていないだけに、二刀流と騒ぐけどナンボのもの? というのが正直な受け止め方らしい。
中でもニューヨークやボストンのファンやメディアには、ヤンキースとレッドソックスの所属するア・リーグ東地区こそメジャーの最高レベルという自負がある。ファンやメディアが容赦ない東地区で結果を残してこそ一流との認識なのだ。