英代表FWハリー・ケイン 強みはゴールの「形」がないこと

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 イングランド代表に待望久しい実力派ストライカーが現れた。英プレミアリーグのトットナムでプレーするFWケイン(24)だ。

 ここまで積み上げてきた数字が、彼の実力を雄弁に物語っている。

 トットナムのレギュラーに定着した14―15年シーズンに21ゴール。翌シーズンから、25、29と右肩上がり。そして17―18年シーズンは30の大台に乗せた。ここ4シーズンで計105得点! 素晴らしいのひと言である。

 彼のストロングポイントは、ゴールの「形」がないことに尽きる。

 左右両足を同レベルで使いこなせて、右サイドからでも左サイドからでも強烈シュートを放つことができる。188センチの長身を利したヘディングも破壊力十分。持ち前のスピードでDFを置き去りにしたかと思うとパワフルな突破力でDFをなぎ倒し、グイグイ突破していくのも得意中の得意。

 要するに「シュートに持ち込むまでの引き出しが多い」選手ということだ。どの国も、どのクラブも「ウチにケインがいたら……」と思っているだろう。これこそ点取り屋にとって、最大級の褒め言葉なのである。

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