英代表FWハリー・ケイン 強みはゴールの「形」がないこと

公開日: 更新日:

 イングランド代表に待望久しい実力派ストライカーが現れた。英プレミアリーグのトットナムでプレーするFWケイン(24)だ。

 ここまで積み上げてきた数字が、彼の実力を雄弁に物語っている。

 トットナムのレギュラーに定着した14―15年シーズンに21ゴール。翌シーズンから、25、29と右肩上がり。そして17―18年シーズンは30の大台に乗せた。ここ4シーズンで計105得点! 素晴らしいのひと言である。

 彼のストロングポイントは、ゴールの「形」がないことに尽きる。

 左右両足を同レベルで使いこなせて、右サイドからでも左サイドからでも強烈シュートを放つことができる。188センチの長身を利したヘディングも破壊力十分。持ち前のスピードでDFを置き去りにしたかと思うとパワフルな突破力でDFをなぎ倒し、グイグイ突破していくのも得意中の得意。

 要するに「シュートに持ち込むまでの引き出しが多い」選手ということだ。どの国も、どのクラブも「ウチにケインがいたら……」と思っているだろう。これこそ点取り屋にとって、最大級の褒め言葉なのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情