まだ間に合う 日本球界が獲得可能な大物メジャーリーガー
手間暇かけて当たるも八卦、当たらぬも八卦の選手をマイナーから探し出す必要があったかどうか。
貧打解消のため、阪神が獲得するといわれるナバーロ(32=カブス傘下3A)。昨年のWBCメキシコ代表、メジャー通算157試合に出場しているとはいえ、キャリアハイは2014年の1本塁打、14打点、打率.245という寂しい数字だ。
米球界を見渡せば、ナバーロよりはるかに実績があり、活躍の期待できる元メジャーリーガーたちがいる。
そのひとりが右の大砲、マイク・ナポリ(36=昨季年俸約6億6000万円)だ。レンジャーズ時代はダルビッシュ(現カブス)の女房役として知られ、日本での知名度も高い。メジャー通算1392試合に出場し、267本塁打、744打点の実績がある。
スポーツライターの友成那智氏が言う。
「今季はインディアンス傘下3Aで8試合に出場し、現在はFAです。16年はインディアンスの4番を務め、34本塁打、101打点を挙げた。変化球打ちがうまく、メジャーでは日本人投手殺しで有名。特に田中(現ヤンキース)の天敵として知られています」