栄監督は会見で謝罪も…伊調を激怒させた協会幹部のひと言

公開日: 更新日:

「これだけの騒ぎを起こしたのだから、まずは伊調と田南部が謝りに来るべきだろう」

 各メディアがこぞって取り上げ、一時は社会問題にまで発展したパワハラ騒動は、加害者よりも内閣府に告発して騒ぎの火種を落とした被害者側に非があるといわんばかりだったそうだ。

 栄監督にしても「(アルソックの)監督に謝罪したいという話は何度かした」と言ったが、これも疑わしい。関係者によれば、栄氏からの連絡は「謝罪したいから会いたい」との趣旨ではなかったという。

 日本協会は伊調の現役続行に関して全面的にバックアップする姿勢を見せている。一時は練習場所の確保もままならなかった五輪女王に道場の提供まで申し出た。その一方で、日体大レスリング部の女子外部コーチを務める田南部氏と大会会場ですれ違った際、あからさまに無視する幹部もいるという。

 栄氏だけでなく、当事者意識の薄い協会の一部幹部をなんとかしない限り、レスリング界からパワハラは根絶できそうにない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々